10年後の笑点
5月22日の笑点で発表された新司会者。
大方の予想を裏切って、6代目司会は春風亭昇太(56歳)と発表されました。
以前、サンキュータツオはTBSラジオ「東京ポッドキャスト」で
昇太について、
「協会理事、笑点レギュラーを引き受けた時点で
昇太師匠は落語芸術協会の未来を引き受けた」
と発言をしていたのを思い出しました。
(内容うる覚え詳しくは↓)
芸協→芸協というバトンタッチに
協会の壁の厚さを思い知る結果となった今回のキャスティング。
単に歌丸が抜けたから次はリーダー格の円楽というものではなく、
30年続けられる司会者が選ばれたという印象です。
ともあれ、円楽司会就任を前提に新レギュラー予想をしていたので、
予想をやり直ししたいと思います。
どうせ予想するのなら10年先を見越し、
たい平以外のメンバーチェンジを考えてみました。
歌丸→昇太の交替からわかるように、
もはや所属する協会内での相続するのが定石。
さらに、昇太、たい平と比較的最近レギュラー入りした面子を見ると
笑点jrメインレギュラーの中から選ばれるのは確実のようです。
さて2011年に終了した笑点jr、若手大喜利の過去レギュラー、
順レギュラーの中から
次世代の候補になりそうなメンバーを協会別にみると
協会別次世代候補は
<落語協会>
林家木久蔵(40歳)
五明樓玉の輔(50歳)
橘家文左衛門(54歳)
林家彦いち(46歳)
春風亭百栄(53歳)
林家ぼたん(36歳)
鈴々舎馬るこ(35歳)
<落語芸術協会>
春風亭柳好(48歳)
三遊亭遊馬(45歳)
あたりが順当かと思われます。
まずは落語協会。
現在、笑点レギュラー枠は木久扇とたい平の2枠あるが、
たい平はまだ若いのでしばらく交替はなさそう。
そうなってくると最大勢力であるはずの
落語協会からは交替枠は1枠のみ。
そのひと枠を7名で争うことになるのですが、
木久蔵はいわずと知れた木久扇の実子。
次期笑点レギュラー入りは確実です。
落語協会枠少ないなぁ。
次に芸協。
小遊三、昇太の2枠あります。
そこに柳好と遊馬が順当に収まるとして
遊馬は小遊三の弟子。
したがって今回抜ける昇太の枠は
柳好になるのが順当かと思われます。
さて円楽一門も同じく2枠に対して候補が2名。
どっちがどっちでもいいのですが
好楽の枠には実子である王楽、
残る円楽枠に愛楽が繰り上がることでしょう。
10年後予想結果は・・・
司会:
<芸協>歌丸(79歳)→昇太(56歳)
回答者:
<芸協>小遊三(69歳)→遊馬(45歳)
<円楽>好楽(69歳)→王楽(38歳)
<協会>木久扇(78歳)→木久蔵(40歳)
<芸協>昇太(56歳)→柳好(48歳)
<円楽>円楽(66歳)→愛楽(46歳)
<協会>たい平(51歳)
とこのようになりました。
あまりワクワクしませんね。
個人的には協会から春風亭一之輔
7人目の回答者枠として落語立川流から
生志が入れば面白くなると思うのですが。
しかし、50代で若手とは、つくづく潰しの利かない恐ろしい商売なんですね。
噺家って。